【悪夢の妖怪村#5】僕は人間か人間ならざるものかを決めるのは…?【For Switch】

Game

【前回のあらすじ】

Navi
Navi

あきら、体は大丈夫そう?

あきら
あきら

正直運動不足が祟って
筋肉痛になりそう…

ヤブレガサとノッペラボウを撮影できてウハウハだったあきら。
しかし意気揚々と歩き進めるもどこへ行けばいいかわからず右往左往しながら向かった先は一度来たことのある道だった。
行手を阻む落武者たちに平和的解決を持ち込むも、先に進ませてくれず…選んだ手段は力尽くで押し通ることだった。
落武者との死闘を制したあきらだったが肉体的にも精神的にも疲弊。

でも、足を止めている場合ではない。
早くこの村から出ないと。

前回の探検を知りたい人はこの道を曲がってね

またあの立て看板がある

此処から先 妖怪との遭遇シーンなど ネタバレアリ ご注意を

死闘、そしてその後…

Naviに連れられ道を南下する。
ただ静かな足音だけが響く夜道…しかし、そのリズムを崩すように紛れ込んできたのは波の音。
さっきまで草木の匂いしかしなかったはずなのに、先の方から潮の匂いも漂ってきた。

あきら
あきら

海だ…

自然と足が速くなり、ただ音のする方向を目指して道を進むと広々とした原っぱに出た。
その真ん中、そのあたりにはいくつかの光る物体が見える。

Navi
Navi

なんだろ、あれ…

あきら
あきら

行ってみよ?

好奇心が僕の足を早めていく。
あれは一体なんなのか…。

未確認飛行物体!その名も”UFO”

無意識に足音を殺しながら光へと近づく。
それは平たく丸い円盤の形をしていて、薄暗いこの景色の中で銀色に光る外装がやけに美しく眩しかった。

Navi
Navi

…あ、あ、あああああ、あれって!

あきら
あきら

UFO…UFOだ…

心臓が嫌な音を立てている。
期待なのか、それとも本能的な恐怖なのか分からない。

とにかく、動悸がすごかった。
浅くなる呼吸に意識をむけ、大きく息を吸ってからカメラを構える。
これを無事に収めてテレビ局に売り渡すことができれば僕の手元には何万円…いや、何十万円が降って来るのだろうか。
そんな期待に胸を躍らせて、僕は一番近くに見える円盤にゆっくりと近づいた。

あきら
あきら

よし、UFO撮れた
あとは中も撮りたいな…

Navi
Navi

待ってあきら。
何かいるよ!

第7妖怪(?)発見▶︎カセイジン

UFOの中へ続くはしごの前、そこにいる生き物に視線を向ける。
丸く大きな頭に尖った口、まるでタコのように何本もの柔らかそうな足をウニョウニョ動かす生き物は、まさにタコ…タコとしか言いようがない。

第七妖怪(?)のカセイジン
Navi
Navi

あれってもしかして宇宙人?
見張でもやってるのかな…。

あきら
あきら

た、多分…宇宙人だと思う。
もしくは火星人…?

本で見た火星人は赤い肌をしていたと思っていたが、彼ら…彼女たちかもしれないが、とにかく肌は赤いわけではなく、まんまるな大きな目は少し愛らしく見える…と思う。

さっき(落武者と)の戦いで正直疲弊しているし、これ以上危ない目に遭いたくない。

Navi
Navi

どうするあきら…。

あきら
あきら

人語が通じるとも思えないし
あのタコみたいな手に
拘束される趣味だってないし…。

Navi
Navi

あきら、あっちみて。
あのUFOの方、見張りがいないよ?

Naviの言葉にすぐ横にあるUFOへ視線を向ける。
隣の円盤の出入り口らしき場所にはカセイジンたちはいなかった。

戦いを避けるとなれば…これしかない。

あきら
あきら

あ、待って。
とりあえずUFOの写真だけ…!

僕はカメラを構え、円盤型の謎の乗り物を写真に収めた。
そして先に向かうNaviを追いかけるようにもう一つの円盤へと向かった。

円盤の写真をゲット

忍者スキル発動!静かに中へ▶︎忍び込む

こそこそと身を隠し、はしごを上って円盤の中へと侵入するのは意外と簡単だった。
中に入り、無機質な通路を奥へと進むとそこには【プロフェシー】と書かれたドア。

あきら
あきら

Navi、ぷろふぇしぃって?

Navi
Navi

プロフェシー≪Prophecy≫は
「予言」とか「お告げ」って意味だよ
何だろう…予言…占いの館、的な?

予言…どこか不吉な単語に肩をすくめながら、ドアの横にあるボタンを指先で押し込む。
するとドアは音もなく開いた。
Naviと顔を見合わせてから中に入ると、そこはコンピュータールームだった。

ハイテクそうな機械が並ぶ中、一番目立ったのはまるで映画館のスクリーンのような巨大ディスプレイに浮かぶ文字だった。

“コンピュータ占い。あなたの運命をお教えします”

ディスプレイの前に近づくと、画面には1・5・7・9・それ以外と浮かんでいる。

Navi
Navi

もしかして…
運命数を入れるんじゃない?

あきら
あきら

そう見たいだけど…
何で僕の運命数の3がないの?
他の奇数は全部あるのにさ!

もぉー!ないよ僕の数字!!と声を上げながら僕は「それ以外」と書かれた場所を手のひらで叩いた。

答えは…”ありえない”

まるで台パンの如く叩かれたディスプレイが一瞬揺れ、画面が切り替わった。
そこに書かれた文字は単純明快な一言。

“ありえない”

ただその一言だけだった。

Navi
Navi

ありえないって…何が?

あきら
あきら

さぁね!
この占いの中に3って数字が存在しないのか、この占いがポンコツなんじゃない?

腕を組み、ムスッと頬を膨らませながら呟くも画面は再び違う言葉を表示させた。

Navi
Navi

3が…存在しない…

僕の言葉にNaviがふと呟いた。
その呟きに視線を向けるも、Naviが目の前の画面をじっと見つめていることに気づき、僕も視線を向けなおす。

そこには新たに文字が浮かんでいた。
画面に書かれた言葉をNaviがなぞるように読み上げる。

君はここにいるはずのない人間
その君がここにいるとすれば、君こそがまさに”紛れもない妖怪”である。
君はこの村の人々に歓迎され、一生をこの廃村でのんびりと送ることとなる。
次に誰かこの村を訪れた時…君は脅かす側になる。
それまで気長に待つことだ。

Navi
Navi

これで…君の冒険は終わり
もう人間の世界に帰る見込みは…ない
3は…存在しない
あきらの運命数は3…だから

あきら
あきら

は…?はぁ?!ふざけんなよ!
そんなの納得いくわけないって!
たかが占いが何決めつけてんだ!!

僕が妖怪?もう人間の世界に戻れない?
何ふざけたことを…だって僕と言う人間はここに存在している。
僕は妖怪じゃない…!

違う!僕は人間…人間のはず…。

あきら
あきら

僕が人間だって
ここで誰が証明してくれるんだ…?

証明してくれる人はNavi以外いない。
でも1人が証明しようとしたところで10人が「君は妖怪である」と口にすれば僕は妖怪なのかもしれない。

僕はもう…帰れない?

モウ…カエレナイ

納得できない…できるはずない。
ありえないと表示された画面を睨むように見つめて僕は考える。

ここまで何事もなくやってきたはずなのに、どうしてありえない…?
僕は人間?それとも妖怪?
いや、人間のはず…人間だ、僕は…人間だ…人間のはずなんだ。

あきら
あきら

僕は、ちゃんと人間だ!
妖怪じゃない!!

僕は!人間なんだ!と叫んでディスプレイに拳を叩きつけるも、画面が切り替わる様子はない。
何度も何度もディスプレイを叩いているうち、ジジッと音を立てて画面は切り替わった。

もしかしてコンピューターが情報を修正してくれたのか!と希望を持ってディスプレイを見直すも、目に映る現実はあまりにも非情だった。

『住民登録証』
妖怪村役場住民名簿


氏名:あきら

あきら
あきら

…僕は……妖怪…?

目の前が霞んでいく。
夢なら醒めてくれ。
僕はそう願いながらその場に崩れた。

僕は…人間だ

あきら
あきら

僕は…にんげん、なのに…

Navi
Navi

あーきーら!
ほら、しっかりして!

肩を揺すられ頭を叩かれてハッとする。
目の前にあるのはしわくちゃな紙に書かれた何本もの線。

Navi
Navi

もぉ。
ほら、運命数覚えた?
5だよ、5!

Naviの指先は漢数字で5と書かれた場所を指差していた。
おかしい、バスに乗ってたはずなのに…それにこの風景、なんか知ってる気がする。

あきら
あきら

5…?あれ…僕の運命数って
5じゃなくて。

Navi
Navi

もぉ、寝ぼけてるの?
今決めたでしょ?今回は5だからね?

あきら
あきら

…わ、わかった。

覚えてよ!とNaviはまた僕の肩を強く叩いた。
まるでしっかり覚えなさいと言わんばかりに勢いよく。

…僕の運命数は、5…?

違和感を覚える。
少しだけ頭が痛い。
なんで僕はこんなところに?

そうだ、妖怪を撮るんだってこの村に来て、おばあさんに声をかけて、あみだくじを選んで…。

あきら
あきら

アミダババア…

目の前に立つ老婆を見つめて呟く。
しかし、老婆はにんまりと笑うだけで横を過ぎ去っていった。
僕はその場に立ち尽くし、星空を見上げながら目を伏せる。

あきら
あきら

運命数は5
バイオリズム数は…18

そして僕は、老婆を追いかけるように早足にバス停の方へと歩き出した。

次回:何度でも繰り返す輪廻のように

Navi
Navi

コンピューターは繊細なんだから!
ディスプレイなんて叩いたらダメになっちゃうよ!

あきら
あきら

あれは叩かざるを得ないって!
台パンもしたくなるよ!!

またしてもBADENDを迎えました…しかも今回はまさかの妖怪認定!
せっかく妖怪として登録するなら、特別な妖怪扱いにしてほしい。

Navi
Navi

でもあれだね…なんていうか。
ぬ〜べ〜の人体模型を彷彿とさせるような。

あきら
あきら

自分は人体模型じゃない!人間なんだ!って思ってたけど、鏡で自分の姿を見て本当は何者なのかを知ってしまうやつね。
あの話見てから人体模型に恐怖心抱くようになったよ…。

まさか妖怪にやられるENDではなく、妖怪になってしまうENDなんて誰が予測できたか。
宇宙人に捕まった方が良かったのか…でも今回の終わり方は終わり方で面白かった。

Navi
Navi

あきらの理想のBAD ENDは?

あきら
あきら

えーっとね!
素敵なおじさま妖怪にやられるなら
どんなBAD ENDも受け止めるよ!

前は化け猫、今回はコンピューターのバグ…次はどんなエンドを迎えるのかどんな道を進むのか。
果たして素敵なおじさまの妖怪なんてものが存在するのか?
今の所、男(?)妖怪はヤブレガサと落武者しかいない気がする。

Navi
Navi

ってところで、今回はここまで!
最後まで読んでくれてありがとう!
次回の探検にも乞うご期待!

あきら
あきら

君も僕と一緒に妖怪にならないか…?
よかったら、前回の記事ルートや別の惑星きろくも巡ってみてね♪

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